子宮筋腫16センチ 開腹カウントダウン

16センチの子宮筋腫が発覚して開腹手術に動揺する37歳未婚女子のハナシ

人生初のMRI

こんばんは。

私、痛いことと怖いことについてはヘタレである自信があります。海外ひとり旅とかは平気なのですが、病院とか歯医者とかは苦手。

そんな私ですがこの度、子宮筋腫の様子を詳しく見るため、また、筋腫がでかすぎて超音波では様子が見てとれなかった卵巣の様子を見るために大きなクリニックに行ってMRIを撮ることになりました。

言葉では聞いたことのあるMRI。まー、CTみたいなものだろう(CTもしたことないけどね)、と思ってましたがなんだか違うのですね。

まず、4時間前から絶食。
水とお茶は直前までOK。むしろいっぱい飲んで膀胱をパンパンにしといた方がいいのが撮れるそう。

MRIは造影剤ありと無しの2種類があり、今回は無しの方でいいとお医者さんに言われてたので油断していたのですが、問診の際に「ブスコパンという物質を筋肉注射して腸の動きを止め、より鮮明な撮影をします」と説明されました。

突然の注射宣言(しかも痛いという噂の筋肉注射!)に動揺する私。「えっっっ…絶対ですか…?」と質問すると「えっと、強制はしませんが注射した方がきれいに撮れます」との回答。「筋肉注射って痛いやつですよね?」と聞くと素敵な笑顔で元気に「はい!」と返されました。うむむ…どうしよう…と考えていると、次は別の人がやってきて私を説得します「強制ではないんですが、腸が動いてるときれいに写らないかもしれませんよ」。私「どれくらい痛いですか…?」

お次はこんな不毛な問答を聞いていた注射担当と思しきファンキーな看護士さん(推定45才女性)がやってきて、「痛いかどうかは痛点に当たるかどうかやからそれはもう運やね」と言いました。

筋肉注射って運なのか〜〜!

3人に説得されては受けて立たない訳にも行きません。分かりました、受けましょうブスコパン!さあ来い!!と力を込めて挑んだら、ファンキーが「力抜いてね」と言うので力を抜きました。

結果、痛くなーい。運が良かった!!
ファンキーありがとう!!!

しかし筋肉注射一本にこんなに怯えてて今後の治療は立ちゆくのかね…先行きが不安になるヘタレさです。

そしてヘッドホンを施されてMRIの機械の中へ。「お腹が動くとうまく撮れないので大きな呼吸はしないでくださいねー、辛かったらブザー押してくださいねー」と言われました。

「大きな呼吸」てどのレベル?!息するとどうしてもお腹動くけど大丈夫なのか??と思いながら身動きできない筒の中でお腹に重しを乗せられ「ゴッゴッゴッ」とか「ブーブーブー」とか大きな音を聞き続ける20分間。浅い息を心がけるのがとても息苦しい。

ヘッドホンからは気休めの音楽が流れ、中のモニターには映像が流れる。音楽のリズムに合わせてアニメCGの象が二足歩行で草原を歩いていくシュールな映像。笑いたい、が、笑ったら撮り直し…。「笑ってはいけない」状態に陥りましたが何とか勝つことができました。

これが人生初のMRI体験でございました。データのCD-Rを受け取り7500円を払って(高い泣)、一路病院へ…


続く