子宮筋腫16センチ 開腹カウントダウン

16センチの子宮筋腫が発覚して開腹手術に動揺する37歳未婚女子のハナシ

直径16センチの筋腫

人生初のMRI撮影を終え、データをもらって(1時間と待たずにもらえました)、急ぎ病院へ。

病院に着いたころには18時。待合室はいっぱい。診察室に入れたのは19時半ごろのことでした。入るなり「大きいね!手術しかないね!」と元気に言われました。で、ですよねー。

MRIの画像を見せてもらったのですが、下腹の中身ほとんどが筋腫で、超音波で測定した時よりも実際は大きく「直径16センチ」と告げられました(今にして思うとそれは聞き違いで、長径16センチではないかと思ってます)。

16センチて…!「んー、妊娠5ヶ月半くらいの大きさかな」とのこと。どおりで走るときに体が重く感じてたよ…。まさか妊婦の気持ちを疑似体験していたとはね…。

初診から1週間、私はインターネット情報をくまなくサーチしておりましたので頭でっかち状態で、開腹手術の術後の痛みへの大きな恐れがありました。「あの、こんなに大きくしといて何ですけど、開腹ではなく腹腔鏡手術でできる可能性もあるでしょうか?」と聞いてみました。

そしたら元気ハツラツな先生が優しめなお顔になって「好きで大きくしたわけじゃないもんね…」とお優しい言葉を(はじめて)かけてくれたので一瞬泣きそうになりました笑。「腹腔鏡手術できるかどうかは手術できる病院で聞いてみて。こんなに大きいといずれにせよまずはホルモン療法で小さくするんじゃないかな。」との答えでした。

「じゃ、紹介状を書くけどどこの病院にかかりたい?」と聞かれ、紹介状て自分が選んだ病院に書いてくれるものだと初めて知りました。いくつかの病院で手術の方針を聞きたい気持ちがあり、「紹介状は何枚も書いてもらえるものですか?」と聞きましたら「書けるけど厚労相のチェックが入るので適切な理由が必要でむやみに出すわけにもいかない。あとセカンドオピニオンという単語を出すと保険がきかなくなるから気をつけた方がいいよ。」というアドバイスを受けました。お勧めの病院や先生がいるかどうかも質問したのですが、最近はどこも同じくらいのレベルとのこと。

色々相談して、うちから徒歩20分のところにある大病院に紹介状を書いてもらうことにしました。運良く希望した日の予約もとれ、順調に次へと歩みを進めたわけですが、病院からうちへの帰り道、自転車をこぎながら左目から涙が2粒こぼれました。