子宮筋腫16センチ 開腹カウントダウン

16センチの子宮筋腫が発覚して開腹手術に動揺する37歳未婚女子のハナシ

筋腫を小さくするためにやったこと②

筋腫を小さくする方法をネットで鬼のように調べると必ず出てくるのが「食生活の改善」です。

手術してくれた婦人科の先生に聞いたところ「食べ物は関係ありません」とキッパリ言われました。治療中、別の内科のお医者さんにも聞きましたが「あんまり関係ありません。ただ体を冷やすような食べ物、例えばフルーツなんかは今は控えた方がいいでしょうね。」と言われました。

と言うわけで、医学的にはあまり気にされていない食生活との関係ですが、そこに蜘蛛の糸がある限り私は掴むのでした。

ネットや本で得た情報によると、筋腫を促進してしまう食べ物は以下のものたち。

・動物性脂肪、動物性タンパク(肉、魚、卵)
・乳製品
・精製された白いもの(白砂糖、小麦粉、白米)
・カフェイン
・アルコール

動物性の脂肪タンパク、乳製品については、筋腫のエサであるエストロゲンの分泌を促進すると言われています。白砂糖
、小麦粉、白米は体を冷やすかつ食物繊維がないので宿便の素(いらんものを体内に溜め込むのは筋腫の素)、カフェインは腫瘍のような繊維性の組織を成長させると言われてます。アルコールは肝臓のエストロゲン代謝機能を弱めます。

これらを封じられてると食生活はかなり限定されたものになってきます…。肉も魚も卵もごはんもパンも麺類も牛乳もチーズもコーヒーも紅茶もお酒もダメだっていうことですから、もう「主食と主菜は何食べたらいいのよ?」という感じです。

そして、筋腫持ちのみならず、人は、特に女性は体を冷やさないことが肝心です。「冷えは万病のもと」、がん細胞だって熱に弱いのですから、体をあたたかい状態で保つことが重要です。食べ物には体を冷やす食べ物と温める食べ物があります。白砂糖も冷やす食べ物の代表ですが、他にもこういうものは体を冷やすので避けました。

・夏野菜(キュウリ、トマト、ナスなど)
・フルーツ(特に南国のフルーツや夏の果物)
・アイスクリーム、チョコレート

というわけで自然、私の食生活はマクロビになりました。でも完全にこれを遂行するのは社会生活を営むにあたりちょっと支障が出ますので、「できるだけマクロビ」ってことで食べざるを得ない状況、あるいは食べないことでストレスが大きくなると思った場合は、原材料を見て、なるべく体にいい悪いもの(なんちゅう表現)を食べました。

それまでは毎日毎日コンビニでスナック菓子やチョコレートを買って仕事中や夜に食べていましたが、それはすっぱりとやめてコンビニに行くことすらほぼなくなりました。「間食をやめる」、これは私にとってかなりの革命でした。どうしてもお菓子が食べたい時は、玄米でできたおせんべいや、小麦粉・卵・白砂糖を使用していないクッキーなどを食べました。知らなかったけど、最近はそういうのたくさんあるんですね。美味しいやつはちゃんと美味しいし、大変ありがたかったです。ちょと高いけど。(ちなみに美味しかったせんべいは「玄米セラピー」、クッキーは「ちびすけ玄米クッキー」です)

食事については、自分でマクロビの美味しいものを作るスキルも時間もなかったので、美味しいマクロビ料理を出してくれるカフェを3〜4店見つけ出して、ローテーションでそれらを回ってました。MUJIカフェなんかも雑穀米だし、おかずを選べばマクロビにできるので愛用してます。家では具沢山みそ汁と雑穀米(玄米はめんどうで…)を主に食べてました。

そんな生活を続けて1ヶ月以上経ったころ、お肉や卵を食べてないからか、カロリーが十分にとれていないからか、何だかパワーが不足している感じになってきました。栄養に詳しい知人に相談したところ「タンパク質が不足してるかもしれないから、アミノ酸サプリを摂りなさい」と言われ摂取するようにしました。また、小さめの魚(アジ、イワシレベルまで)や鶏肉の胸肉やササミはたまに食べるようにしました。そうすることでパワー不足は解消しました。

あとお腹いっぱい食べないことも重要です。消化できなかった食べ物は体内でゴミになり腫瘍の素になると言います。というかマクロビ生活してると量はそんなに食べてないのになんかすぐお腹いっぱい感が出ますのでその辺は問題なかったです。間食をやめることだけが私にとっては苦行でしたが、それもしばらくすると慣れてゆきました。食べ続けると習慣になってどんどん食べたくなるんでしょうね、ある種お菓子依存症(特にスナック菓子)だったのかもしれません。

この生活を続けて2ヶ月半後に体重を測ると4キロ落ちてました。体重を落とすことは目的ではなかったけど、副産物として受け取りました。

医学的には解明されてないけれど「食べているものが体を作る」というのは確実なので、食べ物に気をつけるのは筋腫対策だけでなく体づくりにとって非常に重要だと思ってます。なので、これからも筋腫の再発予防と全体的な健康のために、ある程度マクロビのままで暮らすつもりです(今までよりはかなり緩めますが)。