子宮筋腫16センチ 開腹カウントダウン

16センチの子宮筋腫が発覚して開腹手術に動揺する37歳未婚女子のハナシ

職場復帰と産業医

4日前、術後26日目にしてようやく職場復帰しました。入院前日から数えると、トータル29日間会社を休みました。

 

いやこれが本当に幸せでした。”人生初の入院手術”への恐怖を越えた幸せを休む前から感じてたし、休みの間も幸せでたまりませんでしたね実際。特に体調が安定してきてからの2週間は最高でした。子宮筋腫よ、ありがとう!

 

で、嫌々職場復帰の時期となりました。うちの会社では長期療養したら復帰前に産業医と面談をせねばならないらしく、職場復帰初仕事は産業医との面談でした。診察室に入ると見覚えのあるおじいちゃん先生。6月の会社の健康診断の時に問診で当たったじいさんだ。あの時私は肋骨を折ってて原因がヨガかもしれないといったら一笑にふされたんだよな、間違いないアイツだわ…。あの健康診断の翌日に不正出血があって婦人科行ったら子宮筋腫が発覚したんだったっけなあ…とか少しシミジミしながらも目の前のじいさん先生に挑みます。

 

相変わらず喋り方はヨボヨボ。子宮筋腫が発覚した経緯から聞かれました。「子宮筋腫くらいだと普通1週間くらいで復帰するもんやけど、なんでこんなに長く休んだの?」的なことを言われムカっ。1週間なんてまだ熱もあったし歩くのも覚束なかったわい!!「なんで子宮全摘しなかったの?普通だったら子宮全摘の判断でしょw」と言われムカムカっ。ヘモグロビン値が術後急激に落ちた話をしたら「ヘモグロビン値が12(入院時)から8(術後3日目)に落ちたってことは4ℓ出血したっちゅうことや。それはお腹あけて止血しないといけないのに放置してたなんて信じられない」と主治医を否定されムカムカムカっ。そして「なんでみんな腹腔鏡手術にしたがるんだろうね。開腹の方が絶対いいのに。」と旧態依然とした考え方を展開。思うのはいいけど患者に言うなよバカバカバカ〜!よくそんなデリカシーのない神経で医者が勤まりますね!

 

とは言え、会社に送ってもらう産業医からの意見書に就業制限を書いてもらうのが今日の私の真の目的。じいさんにムカついている場合ではない。就業制限をゲットするために、感じよく、かつ弱々しく振る舞い続ける私。にも関わらず「就業制限つけるほどのことじゃないでしょ」と終わらせようとしやがったので、「いやー、11月12月は1年で1番忙しい時期なので今まで通り残業できる自信がないんですぅ」と言ったところ、「じゃ、制限つけとこか」と軽く前言撤回してサラサラと書いてくれました。結果、これから2ヶ月間の「残業20時間以上禁止」と「長時間の立位作業禁止」を勝ち取りました!

 

意見書はその名の通りあくまでも産業医からの意見であって、法的義務はないらしいのですが、医者がこれを書いて上司に送る、ってのはやっぱり重みがありますからね〜。やりました!ムカつきに耐えた甲斐があったというものです。

 

産業医との面談を終えて久々に出社すると、皆が思い思いに迎えてくれました。ついに戻ってきちゃったな〜と思いつつ溜まっていた書類やメールを片付けたりして定時で終了。ほとんど働いてないけど朝から夕方まで活動してただけで疲れました。

 

上司は就業制限に明らかにガッカリした様子で「体調どうなの?」と聞かれましたが、私にもどこまで働いたら具合悪くなったり傷に障るのかよく分からないので「私にもよく分からないので様子見ながら働かせてください」と言っておきました。全然ガマンできるレベルだけど下腹部は日々どこかは痛いし(日によって外の傷が痛かったり、中の傷が痛かったり、膣付近が痛かったりそれぞれであります)。走ったりはまだできない感じだし(衝撃に弱い。お腹の中に大きな水風船が入ってるような感じ。)。

 

という職場復帰初日でありました。

 

そういえば先週の診察の結果が出て、ヘモグロビン値が退院時8.3だったのが、先週の血液検査では11.1まで回復してることが判りました。入院前は12、自己血前は14だったことを思うとまだ数値は低いのでこれからも鉄分をゴリゴリ摂っていこうと思います。でも10を超えてたホッとした〜〜。