子宮筋腫16センチ 開腹カウントダウン

16センチの子宮筋腫が発覚して開腹手術に動揺する37歳未婚女子のハナシ

術前検査

術前検査を受けてきました。
手術前は通院イベントが目白押しであります。

受付を済ますと即紙コップを手渡され、尿を採取するように言われます。寝起きに放尿してきたので、1時間も経ってない今、尿意なぞゼロでしたが、実際構えてみると膀胱は嫌な顔ひとつせず出してくれました。ありがとう膀胱!(汚くてすみません)

それからしばらくして診察室に呼ばれると、師長さんに「はじめまして師長です、今日はよろしくお願いします」と深々と挨拶をされました。で、まもなく採血。自己血の針に比べたらかわいい針で4本分採取される。毎週注射1〜2本されてると注射嫌いの私も採血くらいなら慣れてきました(自己血はまだ勇気いる)。

その後、ベッドに横になるよう促され、首元に体温計をかざされて2秒で体温計測!はや!!この体温計ほしい!!市販されてるそうです。36.4℃。

そのまま心電図に突入。ものすごくスピーディ。ベッドから降りようとすると、さっきはなかったはずの体重計がセッティングされていて乗って測定してから降りる。なんちゅう効率。

そして部屋を移動して胸部レントゲン。そこには主治医の先生が。執刀も診察もレントゲンもするのね!お疲れ様です!これも秒速で終了。

元の部屋に戻り血圧測定。その後、入院中食後に出す飲み物はコーヒーがいいか紅茶がいいか、何かアレルギーがあるかというアンケートに記入。飛行機の機内食みたいですね。

全身麻酔に向けたアンケートにも記入。その後、子宮筋腫がどうやって発覚して、どういう経緯でこの手術が決まったのかを対話形式で聞かれながら師長さんが細かくカルテに記述してゆきました。師長さんは美しく優しくて、「それは辛かったですね」とか「偉かったですね」とかいちいち患者を肯定する相槌を入れてきて癒し力が凄かったです。

そして「何か先生に聞いておきたいことはありますか?」と問われたので、私の今日1番の相談事項「自己血貯血3回の予定を2回に変更できないか」と切り出しました。

他の子宮筋腫の患者さんの情報を聞くと、自己血3回と言う人は見当たらなかったし、多くの人が0〜1回だったからです。そりゃ私の筋腫は16センチと巨大でしたが、先月の超音波では10×11センチまで縮んでいたので当初想定より手術の出血量は減ったのではないかと思ったのです。

師長さんは「自己血は強制ではないので、減らすことはできますが輸血のリスクは高まるかも…うーん…先生に聞いてみましょう」とダメ元感をふんだんに醸しつつも先生に聞きに行ってくれました。

戻ってきた師長さんは表情からはどちらともつかないポーカーフェイス(さすが医療従事者、ポーカーフェイスがうまい)。そして私の前に着席し、みのもんたがファイナルアンサー後の正解を言うくらい間をおいて「……2回でいいそうです!」と素敵な答えをくれました。

思わず「やったー!」と久々にそんな言葉を声に出して言いました私。自己血の針、痛いんです(へたれの私にとっては。献血してる人たち尊敬します。)。2回と3回では気の重さが全然違う。嬉しくてニヤニヤ。「いや〜言ってみるもんですね〜」と言うと、師長さんは「言ってみる人はたくさんいるんですが、先生からOK出たのは初めてですよ。筋腫が順調に小さくなってるからだと思います」とのこと。やっほ〜い。

リュープリンも食事療法も漢方も温熱療法もよもぎ蒸しもファスティング瀉血も冷えとりも何もかも全部やってて良かった〜〜。

ウキウキした気持ちで術前検査を終え、最後受付で入院手術費用の説明を受ける。個室料が結構かかるのね。会社の健保に限度額適用認定証を申請せねば(これがないと入院手術費用を一旦全額立て替えて払わないといけない。あると自己負担額のみの支払いでOK。認定証発行まで時間がかかることもあるので早めの申請をお勧めします。)。

お会計まで含めて所要時間1時間20分。術前検査費用5870円。

病院の方々が皆優しくて泣ける。自己血も1回減って、手術に向けて気持ちも前向きになってきたぞ。