子宮筋腫16センチ 開腹カウントダウン

16センチの子宮筋腫が発覚して開腹手術に動揺する37歳未婚女子のハナシ

リュープリン1回目

病院も手術日(10月3日)も決まり、ホルモン治療がスタート。

 
偽閉経療法とも呼ばれ、身体を閉経状態に持ち込み、筋腫のエサである女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を抑えることで、筋腫の成長を止め筋腫を小さくする(あるいは成長させない)ための治療です。
 
色んな薬があるみたいですが、私は1番メジャーっぽいリュープリンを6週おきに2回打つことに。通常のリュープリン投与は4週おきに6回というのがセオリー(言うても抗ガン剤なのでそれ以上打つと骨粗鬆症のリスクが上がるらしい)なのですが…え、2回?しかも6週おき??
 
私の疑問の目つきに気付いたのか、先生はこう言いました。
 
「リュープリンの効果は6週間持続するし、2回までが効果が1番出る。それ以上打つと副作用も出てくるし費用も高額(1回1万円弱)なので、6週おきの2回でいいです。私はリュープリンの治験もやってました。」と。とても自信ありげなのでお任せすることにしました。注射少ないのはありがたいし。
 
手術日から逆算し、1度目の投与は7月12日に決定。
 
リュープリンの副作用は更年期障害的なサムシングであるとか、注射がめちゃ痛いとか、注射した跡がシコリのようになって当たると痛いとか様々な恐怖情報が飛び交っていて、注射の直前までビクビクして過ごしました。
 
待合室では、世の中にある痛いことを想像して過ごしました。「それより全然マシだろ?」と自分に言い聞かせて。
 
番号を呼ばれて診察室に入り、先生とちょっと話す。「注射痛いですか?」と聞くと「そんなに痛くないですよ」と先生。病院の受付の人は痛いと言ってたけど、先生にとっては「これくらい痛くないレベル」という意味なのか?はたまたほんとに痛くないのか?悩みつつ隣の部屋に移り看護師さんによる注射を受ける。
 
左の二の腕のたぷついたあたりに注射。はい、おっしゃる通り痛くなかったです。
 
「痛くなかったです!」と嬉しげに看護師さんに言うと「痛いときと痛くないときがあるみたいですよ。原因は分かりませんけど笑」と言われました。
 
あ、痛いときもあるんですね…。
 
とにかく痛くなくて良かった!9000円くらい払って、軽い足取りでうちへと帰りました。かなりの達成感を感じつつ。
 
今回打ったのはリュープリン1.88ml。3.75ml打つ人もいるようで、それだと痛かったりシコリができたりするのだろうか…。子宮筋腫の大きさや体格によってどっちを打つかは変わるらしいのですが、私の筋腫の大きさだったら3.75じゃなくて良かったのかな?まいっか。
 
その後12日が経ちますが、副作用の兆しはなく、お医者さんからも「副作用が出るとしたら4週間後から」と言われてるのでまだ時期じゃないのでしょう。強いて言うと、最近寝起きの顔がむくんでいるような気がします。でも通常でも飲んだ翌日とか水分とってうつ伏せに寝た朝にはむくむので、これが副作用なのかどうかは全く定かではありません。むしろこれくらいの副作用で済むのならばそれでいいし。
 
あと、通常1回目の投与は生理中に行うものなのですが、「妊娠の可能性がゼロならばいつ打っても構わない」という先生の方針により、妊娠可能性ゼロだと自信を持って言える私(少し哀しい)は手術日逆算で1回目を投与。生理周期からいくと排卵期が終わった頃の摂取だったと思います。
 
次の生理まではフツーに来るよ、と先生に言われましたが何となく遅れている今日この頃。
 
【追記】この翌日フツーに生理きました…。3〜4日遅れた程度で通常周期の範囲内でした。
 
 

病院を決める

3人のお医者さんと話し、少しずつ進むべき方向が見えてきました。

今回分かったことは、おんなじ症状でもお医者さんそれぞれで治療方針が違うので、セカンドサードオピニオンを聞くことはより良い治療法を見つける一助になること。選択肢が増えるので悩みますが、悩むと病気のことや治療のことを学ぶ機会にもなり知識が増えます(インターネットの情報がメインなので、ネットリテラシーを鍛えねばなりません)。知識が増えると最善の治療法を選択することができます。

①大病院Aで8月18日に開腹手術

②個人医院Bで7月からリュープリン注射をはじめ(6週おきに2回)、9月下旬に腹腔鏡手術(筋腫が小さくならなければ開腹の可能性あり)

③大病院Cで7月から4週おきにリュープリンを6回打ち、年明けに手術(その時の筋腫の大きさ次第で開腹か腹腔鏡か決める)

という三択。

③は病院の場所が遠いことや、待ち時間が異常に長いこと、年明けまで引っ張るジレったさから消去。

残るは①か②。

仕事的の繁忙期の都合で、パパッと終わらせ秋までに仕事復帰したいので①は魅力的。術後の痛みや回復の早さを思うと②で腹腔鏡手術に持ち込めると素敵。

悩みながらインターネットの海をさまよっていると、とある開腹手術体験者のブログに行き着きました。

その人は「仕事のこともあるし早く済ませたいと思ってお医者さんの言うまま迷わずに開腹手術を受けたけれど、お腹を切らなくてもいい方法があったんじゃないか…。あの時もっと検討すれば良かった…。」と書いてました。

開腹手術した人の言葉は大きいです。一気に気持ちは腹腔鏡手術への望みを繋げる方向へ(=②個人医院B)。

でもな〜、手術遅れると仕事忙しい時期に休まないといけなくなるのよね〜〜と踏ん切りがつかずにいました。そこへ、仕事に人一倍厳しい取引先の会長から「奥さんが癌になった」という話を聞かされました。癌に比べると子宮筋腫なんて屁みたいなものですが、私の病気の話もしてみたところその会長はこう言いました。

「会社はあなたが働いてくれてる内は有難くその労働力を享受するし、あなたがいないと困る!!みたいな感じを出すけど、病気になったら助けてくれるわけじゃないし、あなたの代わりなんてすぐ見つけるんだよ。」(これをコテコテの関西弁で)

ふむ、ほんとそうですよねー。会社のために健康を損ねてどうするんだ自分!会社のために痛くてリスクのある術式を選んで、後で後悔しないのか自分?会社に強制された訳でもないのによかれと思って開腹して、後で会社を逆恨みしたりしないか自分?

ということで、手術日程は気にせず体に負担の少ない腹腔鏡手術の可能性が芽生える病院、治療法に決めました。

すぐに個人医院の予約をとり、先生にその旨伝えにゆきました。大病院AとCにはお断りの電話を入れ、退路を断ちました。

実はモタモタしてる間に、9月下旬の手術日は埋まっちゃって、10月3日の手術と相成りました(自分の中では最速に動いた結果なので良しとする)。

そんなこんなでようやく病院が決まったのであります。なんかひと安心。


サードオピニオン

おっきな病院でキッパリ開腹手術か、ちいさな病院でリュープリンを2回打って腹腔鏡手術に持ち込む(持ち込めるかどうかは確率的にグレー)か…。

16センチの筋腫を抱えた私は悩んでおりました。

そこで知人のお勧めのお医者さんがいる別の病院に行って、話を聞いて決めることにしました。手術相談3軒目、もはやサードオピニオンです。

その病院は国立の総合病院で大きく、うちから少し離れたところにありました。

紹介状ありで11時半に予約したにも関わらず、待ちが長く、1時間ほど待ったところで看護師さんから「まだかかると思うので院内のレストランで昼ごはん食べてきてもいいですよ、これが鳴ったら戻ってきてください」と言われ呼び出しブザーを渡されました。おっきい病院は呼び出しブザーなんかあるのね〜。

せっかくなので院内レストランへ。お昼どきで店は混雑。初老の女性との相席となりました。その方は人間ドックを受けてきたのだと言い、何をしに来たのかと問われたので手術の相談で来たと伝えました。

その方と食事しつつ自然な会話をしていたのですが、私が「術後の痛みが怖い」と話したら、ちょっと間を置かれて「…実は私、痛みをとる勉強をしているの」と言われカバンからゴソゴソと新聞的なものを出して渡されました。何を隠そう、宗教の会報誌でした…!

やっべ!逃げよ!

と思いましたが何せ食事中。食べ終わるまで席を立つ訳にはいきません。「手をかざすと痛みがなくなったり、癌がなくなったりするのよ」と優しい笑顔で語りかけてきます。私も懸命に優しく、しかし、無関心な応答を心がけます。「このごはんだって美味しくなるのよ」と、私のチキン南蛮に手をかざし何事かを唱えておられます。

「…食べてみて?」と期待の表情で言われた私はひと切れのチキン南蛮を何度も噛みながら「あ、えーと、心なしか柔らかくなったような…?」と答えるのが精一杯でした。その後そのことには触れず無心に食し「ではお先にー」と言ってそそくさとその場をあとにしました。

病院で宗教勧誘とは何て効率が良さそうなんだ!弱ってたらすがってたかも!!

で、待合室に戻りようやく呼ばれたのは予約の時間から1時間半は経った頃でした。

診察室に入ると待っていたのは、30代前半と思しきかわいい女医さん。症状についてお話した後に内診。そういえば今までの2軒のどちらでも内診してない。MRIがあれば十分なのかもしれませんが、よく内診もせずに治療法決定できたなぁ。こちらの内診は最初に筋腫が発覚した病院よりも念入りでした。その後、絵に描いて状況を説明してくれました。うむ、確かにいい先生!

「ちっさい病院でリュープリン2回の後腹腔鏡手術と言われたが、ほんとに腹腔鏡手術できる大きさになるのか不安だ」という話をしたら、「それほど小さくはならないかもしれないけど、開腹するにしても少しでも傷を小さくするためにリュープリンを打つのはリーズナブル」と明確に答えてくれました。でも「なんで2回なんだろう?私だったら4回は打つなぁ」と言ってました。

「他に聞きたいことは?」と優しく問いかける先生。切り方はタテと横のどっちが痛いか(答え…あまり変わらない)とか色々聞いても全部ニコニコ答えてくれる。そりゃ〜待ち時間長くもなるわ〜。「うちの病院が家から遠かったら近所の病院でリュープリン打って、手術はうちで、とかでもいいよ?」とも言ってくれました。ほんとにいい先生なのだと思いました。「いったん冷静になって考えて、どうするか決めたらお電話します」と言ってさよならしました。

いい先生だったな〜と思いつつ、ロビーで会計待ち。しかし会計に30分以上かかり、この病院のイメージは「待ちが長い」に決定しました。


病院選びの難しさ

1軒目の大病院では即開腹手術、
2軒目の個人医院ではリュープリン2回の後腹腔鏡手術を提案されました。

選択肢が広がると希望もチラチラ見えてきますが(わたしの場合は腹腔鏡手術という希望)、悩みも増すのが道理。

腹腔鏡手術でお願いしたいのはヤマヤマですが、「リュープリン打って副作用ガマンして時間もかけた末に筋腫が小さくならなかったら結局開腹手術」というのはなかなか辛いものがあります。

じゃあキッパリサッパリ即開腹したらいいんじゃ?と思いますが、開腹手術後の痛みを10とすると、腹腔鏡手術後の痛みは1〜3だと言います。そんなに違うと聞くと痛みが怖い私は怖気づきます。

え〜どうやって決めたらいいのさ〜!!

この2軒の病院に行った日、実はもう1つ個人医院に行きました。知人のお勧めで近所だったので軽い気持ちで行ったのですが、受付を済ますとしばらくして看護師さんが待合室に現れ「あのー、うちでは手術はできなくて結局紹介状を書くしかないんですね。うちでは、A病院に紹介状書いてますがどうします?」と1軒目の大病院を提示されました。

手術できへんのんかーい!と思いつつ、「実はA病院には今日行ってきたんです。E先生からは開腹手術を勧められました。」と言うと、「あー、E先生ね、その先生の言うことを信じてもいいと思うよ?」とE先生の腕を認めるような言いぶり。「分かりました、考えます」と言って診察を受けることもなく3軒目の病院を後にしました。

あかん、全然考えがまとまらん…。来週もう1軒だけ、別の知人に紹介されたお医者さんのところに行ってもうそれで決定してしまおう…。

そう思いながら病院巡りでヘトヘトになって帰宅しました。

この日、肋骨骨折のことで整形外科にも行ったので、合計4軒の病院を巡りました。老人かよ笑!!

色んな人の意見を聞いた方がよりよい治療法を見つけられると思うのですが、色んな人の意見を整理してその中から最良の方法を選択するには素人の私には知識が全然足りない。頼みはネットの体験談のみ。

こうやって模索しているうちにも筋腫は刻一刻と成長してるかもしれない…。早くどうにかせねば。頑張れ自分!

リュープリン+腹腔鏡のススメ

大病院の医長にあっさりさっぱりと開腹手術を勧められその気になった私ですが、同日午後には小さな個人医院の診察の予約も入れておりました。

いわゆるセカンドオピニオンというやつです。ただし「セカンドオピニオンと言っちゃうと保険が効かなくなる」というアドバイスを受けたので、あくまでもその病院で手術をやることを前提にした診察です。

その病院はネットのクチコミがものすごく良くて(腕もいい、人柄もいい、ごはんもおいしい)、以前同じ職場にいた女性もそこに通院しているという安心感に加え自宅の近所にあるという、なかなか条件の良い病院です。

あと地味にいいのは、産科がないこと。こちらが病気で来てるところに、幸せげな(実際幸せかどうかは分からないのですが)妊婦さんが同じ待合室にいると、何だか憂鬱さ倍増なんですよね。

個人医院は紹介状なしでいけます。MRI画像を提出し診察を待ちます。名前を呼ばれて診察室に入ると、さっきの大病院の女医さんとは真反対の、神経質そうな(すみません!)中年の男性のお医者さんでした。でもネットのクチコミにはすごく優しくて患者の立場に立って話を聞いてくれる先生と書いてあったし、き…きっと大丈夫!!

医者「(MRI画像を見つつ)大きいですね、長径が16センチですね」
私「大きいですよね」
医者「うちでは腹腔鏡手術をやってますので、ホルモン療法(リュープリン)を6週おきに2回やってから腹腔鏡手術です」
私「えっ、腹腔鏡できるんですか?でも2回でそんなに小さくなるんでしょうか?ならなかったら結局開腹ということもありますよね??」

腹腔鏡手術はきっと無理だと諦めていた私にひとすじの光。でも信じられん、16センチもあるのに2回注射して腹腔鏡とな?!そんなうまい話が?!?!

医者「小さくならない場合もありますが数人です。もちろん小さくならなかったら開腹になる場合もあります。または腹腔鏡と補助で小切開することもあります」

数人って…何中の数人?!と思いつつ、結構な確率で腹腔鏡手術に持ち込めるような物言い。ネットのクチコミによれば腕は確かだし…。もしかして私も憧れの腹腔鏡手術ができるのでは?!

期待が膨らみます。

しかし、リュープリンて6回打つのがセオリーでは?と思って聞いてみると

医者「保険の利く6回まで打つところもあるけど、リュープリンの効果が1番大きいのは2回目までで、それ以上やっても副作用が出たりお金がかかるだけであんまり意味がないです。うちでは6週おきに2回打ちます。あと、スケジュール的にはその後自己血の貯血を3回(400cc×3)やります。なので手術は最短で9月26日ですね。」

血、すごいとるんですね…。

そして9月26日とは遥か先だし、その頃から年末までは仕事が忙しいので、どうせなら年明けまで延期できないか…。という相談を持ちかけてみたらば…

医者「こんなに大きくしといて先延ばしにするんだったらうちではやれないから別のところに行ってください」

と呆れた感じで言われました。えー、クチコミでは患者に寄り添う優しい医師と書いてあったのにちょっと怒らせてしまった…。後々の手術に響くのでは…(そんなことはきっとない)。先生の怒りはイマイチ解消できないまま、更なる地雷を踏んでしまう恐れを抱きつつももうひと質問。

私「あの…実は知り合いから勧められているお医者さんがいましてそちらに紹介状を書いて頂くことはできますでしょうか?」
医者「もちろんです。色んな意見を聞いてみてください。」

あ、穏やか。よかった…

医者の顔色って窺いたくなるものですね、初めて知りました。そんなんで手術の良し悪しに響くことなんか絶対にないだろうけど、なんか心証を良くしておきたい患者心。

筋腫が悪いものじゃないかどうか血液検査だけはしておきましょう、とのことで採血をして帰りました。5日後に結果が出て、数値には特に異常は見られずひとまず安心。

そんなセカンドオピニオンでした。

開腹手術のススメ

診察を受けた個人の婦人科では手術を行うことができず、紹介状を書いてもらい、うちから徒歩20分程度の場所にある大病院に行きました。

受付で紹介状とMRI画像入りのCD-Rを渡し、別棟二階の婦人科へ。紹介状によって予約を入れてあるだけあって、たくさんの人が待ってる中、かなりスムーズな進行。しかし病院がデカすぎて緊張。

婦人科の待合で隣に座っているのは同年代とおぼしき女性。この人は何で来てるんだろう…と思っていたら看護師さんがその女性の前にやってきて術前検査と入院の説明をし始めました。「この人も何らかの手術をするのか…」と思い共感しようとしたのですが、私のビクビクした心持ちとは異なり、彼女は至って柔和。笑顔で穏やかに看護師さんと話す。す、すげー…。その方のおかげで少し落ち着きを取り戻した頃、私の名前が呼ばれ診察室へ。

診察室に入ると座っていたのは30代後半〜40代前半と思しき小柄でサッパリした女医さん。だけど肩書きは「医長」。かっこええ。携帯に猫のストラップをつけていて何か好感が持てる。猫好きに悪人なし。

医者「大きいですね、筋腫」
私「…はい」
医者「切って出しましょう」
私「…(そりゃそうだよね)」
医者「子宮はとらないでいけますし、お腹開けたらすぐ筋腫って感じなので、これくらい(7〜8センチ)切ればとれると思いますよ」
私「(子宮とらなくていいんだ、ホッ)え、そこから16センチの筋腫をどうやって?!ほじくりだすんですか?」
医者「はい、砕きながら出します」

明快、答えが超明快。「開腹ってすごく痛いんですよね?」との問いにも「痛いけどみんな我慢できます」という何か当たり前だけど力強い回答。「腹腔鏡で手術できる可能性はありますか?」との問いには「あるけど、ホルモン療法やったりで時間もかかるし副作用もあるし、取りやすい場所にあるのだから切って出した方がいいと思う」とのこと。

サッパリした物言いに「よし開けよう、腹!」という気分になり、気づくと「いつできますか?」と前のめりに聞いていました。

「キャンセル出たんで6月29日とか」
えっと、今日が6月21日なんでもう来週のことじゃないですか!さすがに無理無理、次のタイミングは?

「7月3日です」

あー、あんなに怖がってたのに何かもう早く手術されたくなってきた。お医者さんマジックでしょうか?「仕事のこともあるので一度会社に相談してもよいですか?」と聞いたらば、「いいですよ、電話してまた戻ってきてください」と。あ、…え、今?

会社にも(親にも)まだ病気だという報告もしてないのに、いきなり病院から電話して病気の報告と約10日後に手術をする相談(更に入院期間含めて1ヶ月くらい休むという宣言)はちょっとできません。というわけで7月3日を逃すと次の手術可能日は8月18日と一気に遠くなっちゃうのですが、とりあえずその日(8月18日)を候補日にして診察を終えました。

筋腫が発覚してから今日までの10日間、手術が怖くて怖くて、この世の終わりかのように怯えてブルーに過ごしていたのですが、この先生と話したら不安がかき消されてゆきました。何か簡単に言うんだもの「パパッと開腹しよう!」的な感じで。

大病院なだけあって、先生も忙しく、次の診察の予約がとれるのは7月20日が最短(=それまでもう何の相談もできない)。その日に術前検査も自己血貯血もやってしまおうとのことで、「やっちゃえ!やっちゃえ!」というポジティブな気持ちで病院を後にしました。

「そんなに大きいと子宮全摘か子宮動脈塞栓術しかないんじゃない?」とか、「開腹にせよ腹腔鏡にせよ大きいからまずはホルモン療法するしかないんじゃないかな」とかいうご意見も周りからあったのでドキドキドキドキしていましたが、大病院の医長は「こんなもん朝飯前や」てな風情であしらってくれました。それが何より心強かったです。

ちなみにこういう大きい病院て、紹介状がないと初診料5400円とられるそうですが、今回は紹介状ディスカウントで900円くらいでした。紹介状は偉大!

後厄と食事療法

MRI撮って診察に行った日はなぜかものすごく疲れました。

朝ごはんしか食べてないのに19時まで活動し続けたからかもしれないし、初めてのMRIに緊張したのかもしれない。筋腫が16センチと聞いて、改めてショックを受けたのかもしれない。

頼れそうな数人に相談した結果、ありがたいことに励ましやお医者さん情報の電話やメールをくれたのですが、その日はわたしの相槌や対応に覇気がなくて嫌な思いをさせたかもしれません。反省。。。

さて、筋腫とは関係ない話ですが、わたしは今年後厄。前厄から無事に過ごしていたのですが、ここ1ヶ月で一気に厄がやってきたような気がしました。

・原因不明の肋骨骨折
・10年以上愛用していたメガネをなくす
・生理の横モレで会社の椅子を広範囲に汚す(これはもしかしたら筋腫関係あるかもですが)
・新幹線で逆方向に乗って3時間ロスする
・クレジットカードの個人情報が流出したかもしれないとの通知を受ける
子宮筋腫発覚

書き出してみたらあんまりたいしたことじゃなくてちょっとホッとしました。

厄年は「その年は体に気いつけや」という意味だと言いますが、筋腫しかり、謎の肋骨骨折も骨密度低下によるものかもしれないしで、ほんとにそういうお年頃なのだと痛感しています。

今までのていたらくな生活の毒素が溜まった結果なのだと思いますが、大きな病気になる前に良性の腫瘍として顕れてくれたことには感謝です。(骨密度低下も支障の少ない肋骨に顕れてくれて感謝します)

筋腫をとって厄落としします。
そしてこれからは体にいい生活を心がけます。

今更ですが、漢方薬飲んでます(POLAの健美三泉)。これを飲んで筋腫がなくなった人もいるそうです(ただしバカ高い)。あと子宮筋腫にいいというラズベリーリーフのハーブティーも毎日のように飲んでますし、同じく筋腫が小さくなるというキクラゲも料理に使ってます。ジャンクなものは筋腫発覚以来食べてないし、肉・卵・乳製品もできるだけ避けています。16センチになるまでスクスク育った筋腫には意味ないかもしれませんが、焼け石に水であってもできるだけのことはしときたい、そう思うのです。