子宮筋腫16センチ 開腹カウントダウン

16センチの子宮筋腫が発覚して開腹手術に動揺する37歳未婚女子のハナシ

自己血貯血 1回目

9月6日、初めての自己血貯血に行ってきました。

手術中の出血に備え、自分の血を採って冷凍しておくのです。人の血を頂くと色々弊害が起きることもあるらしく、計画的に手術ができる場合は自分の血を入れるのが1番だそうです。貯血量は筋腫の大きさや場所によって異なり、1回で済む人から最多で3回まで。私その最多の3回パターンです。

1度にとる量は400cc。ということは3回で1.2ℓ!!そんなに出血が予想されるのですね涙。「注射嫌いなのに3回もか〜泣」と、それを言われた6月には遠い先のことと思ってましたが、まーまーすぐにやってきました9月。

病院に着くとまず採血して、貧血じゃないかどうかを検査されます。これから貯血のための注射するのに、その前にも注射かよ〜とちょっと凹む。そしてヘモグロビン値13.6で褒められる。ヘモグロビン値が低いと貯血前に鉄剤を飲まされるそうです。1回貯血するごとにヘモグロビンの数値が1くらい落ちるらしく、3回目で11がギリギリ保てる感じかなと言われました。

そして看護師さんに別室へと連れていかれました。通された部屋は元・分娩室だった部屋(3年前までは産科もやっていたのだけど、ずっと勤めてた助産師さんが心身を壊して産科はやめたらしい)。横になって血圧と体温を計られます。

そしていよいよ貯血開始。

なんかぶっとい針を右肘にブッスリ差し込まれました。うん、痛い。採血やリュープリンとはレベルが違いますね。画鋲を奥まで刺されたようなブッスリ感。

刺した後は痛いこともなくどんどんと血が抜かれてゆきます。看護師さんとお話したり、携帯にかかってきた仕事の電話に寝たまんまで対応したりしながらどんどん抜かれてゆきます(電話に出ると「今大丈夫ですか?」と聞かれ、病院で横になり血を抜かれつつ「大丈夫です」と答えた自分がシュールでした)。

今回は376ccを貯血(体重によって1度に採っていい量が決まってるらしく、400は抜けませんでした)。血を抜き終わると、同じチューブから点滴が送り込まれます。その点滴が冷えてて、冷たいものが血管に流れてくる感じがちょっとキモかったです。点滴を入れ終わるとまた同じチューブから鉄分が送り込まれます。これは入った瞬間、鉄くさかったです。これが貯血一連の流れ。

献血は400cc抜く場合、健康上の理由から、成人女性だと1年に2回まで、という制限があるそうです。それを20日間で3回抜いちゃうのだから、鉄分を直で補給してあげないと無理らしい。

そして針を抜く。抜くときも痛かろうよ…トホホと思っていたら看護師さんが手練れていたのか、まったく痛みもなく上手に抜いてくれました!看護師さんにお礼を言ってべた褒めしたら「抜くのを褒められたのは初めてです」とおっしゃってました。

14時半の予約で16時前には病院を出れました。思ったより早く済んでホッ。お会計は2,680円。

10日後には2回目の貯血ですが、それまでに傷が治りますように(翌日現在、結構な傷)。あと、鉄分摂取がんばろ。貯血後、早速鉄分補給でアサイーボウルを食べにゆき、帰りにプルーン買いました(ちなみに貯血前はレバー食べました)。

手術説明

10月3日の手術に向けて、9月は色んなことで病院に通わないといけません。9月の通院スケジュールはこんな感じ。

・9月3日 手術説明
・9月6日 自己血貯血(1回目)
・9月13日 術前検査
・9月16日 自己血貯血(2回目)
・9月26日 自己血貯血(3回目)

日時は病院に決められて、ほぼ変更不可能なので仕事を休んだりしないといけません。

ちなみに手術する病院とは別に、自発的に受けている温熱療法やカッピングを含めると9月はこんな感じ。

・9月3日 手術説明
・9月4日 琉球温熱
・9月6日 自己血貯血(1回目)
・9月8日 琉球温熱
・9月11日 琉球温熱、カッピング
・9月13日 術前検査
・9月15日 琉球温熱
・9月16日 自己血貯血(2回目)
・9月19日 琉球温熱
・9月25日 琉球温熱
・9月26日 カッピング
・9月27日 自己血貯血(3回目)

仕事と治療で毎日精一杯であります。更によもぎ蒸しに行ったりもしています。ま、あとひと月だし頑張ろ。

で、9月3日の朝に手術説明を受けてきました。手術に立会う人に聞かせないといけないので、田舎からはるばる母親が泊りがけでやってきました。診察室に入ると、MRIの画像を見せながら先生が私の筋腫の状態を母親に説明します。子宮内の画像を母親にじっくり見られてなんか恥ずかしい。

順調に筋腫が縮小しているので腹腔鏡手術でいけると思うが手術時の状態によっては開腹の可能性もある点や、自己血は1200mlとるけど万が一それ以上出血したら輸血もありうること、中を見てみてもっと重大な病気が発覚したら転院してもらうこともあること等、リスクヘッジ的なお話をされました。

母が「筋腫って何でできてる(構成されている)んですか?」と素朴な質問をしたところ、「筋肉ですよ。白い筋肉なので、例えは悪いかもしれませんがミノみたいな感じです笑」と先生が答えてくれました。ミノか〜。

私は「もしも、手術前に筋腫の大きさを見て3センチになってたらどうするんですか?」と聞いてみました。「そしたらやめてもいいですよ(ニコリ)」と先生。おおっ!

「5センチだったら?」
「ご自分でやめるかどうか決めていいですよ」

おおっ!手術やりたがりの先生でないことに感動。医者なんて誰もが手術やりたがってるんだと思ってたけど、そんなこともないんですね。「こっちだって手術せずに済んだら嬉しいですよ」と先生。「でもリュープリンてリバウンドあるんで、今は小さくなってるけどまた大きくなるかもしれませんよ。みなさん一旦は小さくなったと喜ぶんですが、大きくなってガッカリされるんですよ〜。」と釘を刺されました。なぜリバウンドするかは分からないそうです。

しかしながら夢を捨てずにあとひと月、筋腫を縮めるための努力(冷やさない、できるだけマクロビ、漢方を飲む、温熱療法とカッピングを続ける等)を怠らずにコツコツ続けようと思います。実際、手術中止になったら会社休めなくなるけど…。

そんな訳で45分間の手術説明(&質疑応答)を終え、「いいお医者さんね」と言い残し、母は田舎へと帰ってゆきました。




酵素ファスティング②

子宮筋腫を超スピードで小さくするためにファスティング(断食)を決めた私。

ファスティング前には準備期間が必要で、前日と前々日は玄米菜食を心がけないといけないのですが、筋腫が発覚してからほぼ毎日そんな食生活を送っていた私は準備万端でした。前日の夜ごはんだけ抜いてファスティングスタート!

断食とは言え、酵素ファスティングなので酵素ドリンクを毎日300ml、水で4倍に希釈して1日かけてテキトーに飲みます。それを3日間続けます。

と言うわけで特段お腹も空きません、好転反応も出ません(普段の食生活が乱れていると、頭痛やめまいがして大変らしいです)。

むしろ食事のことを考えなくていいので、仕事も家事もはかどります。食事に時間もとられないので存分に働けます。どの期間でファスティングするかいろいろ悩んだのですが、仕事が忙しくて食事できなそうな3日間を選んで正解でした。困ったことといえば酵素ドリンクの味に飽きたことと、周りから変なドリンク飲んでる人と思われることくらいで、「ファスティング=辛い」と思っていたイメージが刷新されました。

ファスティング明けの朝、うがいをしたら水道水が激マズでした。で、ミネラルウォーターを飲んだら甘かった。味覚が研ぎ澄まされたらしい。。。

ファスティング明けの最初の食事は「スッキリ大根」というのを作るよう酵素ファスティングアドバイザー(友人)に指定されており、朝から昆布だしで短冊切りにした大根をコトコト煮込んで食べました。そしたら食べてるそばから便意が(すいません)きてトイレへ駆け込みました!で、また食べて再度便意(すいません)。それはそれは水便でした(ほんとすいません)。これが噂の宿便というやつです。ん〜デトックス

でお昼にサラダを食べてよもぎ蒸し(初)に出かけました。そしてよもぎ蒸し後から無性にダルくなりました。ファスティングのせいか、よもぎ蒸しのせいか、ファスティング明けの食事のカロリーが少なすぎたからかは分かりませんが。翌朝もダルくて病みあがりのような状態。それでもヨガしに行って、その後お粥とスムージーを摂取したら随分と回復。

ファスティングは、回復期の過ごし方がとても重要だと気づいた37才の夏でした。

3日間の酵素ファスティングで体重は2キロ減、体脂肪は2%減りました。筋腫がどうなったかは分かりませんが、きっと筋腫に行く栄養も老廃物もなかったはずだから小さくなってるさ!

「は〜やり遂げた〜」と思っていたら、一昨日、栄養と病気に詳しい方から「それは頑張りましたね!手術前にもう一度ファスティングやるといいですよ(ニコッ)」と言われました。

手術まであとひと月、ん〜どうしょ。



酵素ファスティング①

子宮筋腫を小さく、いや消してしまうためにできそうなことは何でもやっているこの2ヶ月。

今回トライしたのは巷で噂の酵素ファスティング!アスリートやセレブがこぞってやってるアレです。ジュースクレンズだの酵素ファスティングだののアレです。

きっかけは「ファスティングってもしや筋腫の縮小に効果的なのでは?」と思ってGoogle先生に聞いたところやはりその通りで「子宮筋腫を超スピードで小さくするにはファスティングが最も効果的」との記載がありました(「女性のためのナチュラルハイジーン」より)。何が本当のことかは分かりませんが、可能性のあることには賭けてみたい今の私。

そういや先月SNSで友人が「酵素ファスティングアドバイザーとった!」て上げてたな〜と思って早速連絡。友人は「もちろんサポートするけど、やってもいいかどうか婦人科のお医者さんに相談してみては?」としごくまっとうなアドバイスをくれたので早速電話で病院に相談。「酵素ファスティング?…ってどんなことですか?」と聞かれて説明。戸惑う看護師「…えっと、ドクターに聞いてまた電話折り返しますね」ガチャ。数時間後の電話があり「前例がないので分かり兼ねます」とのご回答。

「じゃダメって訳じゃないのね」と捉えることにして酵素ファスティングの決行を決定。

酵素ファスティングは、酵素ドリンクだけを摂取して過ごすタイプのファスティングです。ダイエットのためにやる人が多いイメージですが、効果としては、

・脂肪燃焼
・腸の浄化
・肝機能改善
・血液浄化
・味覚の正常化
・思考能力の向上
・肌がきれいになる
・免疫力アップ

などがあるそうです。

酵素を飲料として摂取しつつも、消化に負担のかかるものは一切摂取しないため「消化酵素」を使わずに済みます。となると、「代謝」のために存分に酵素を使えるので、このような効果が生まれる訳です。

私はこの中のデトックス、つまり毒素の排出を狙ってファスティングをやるのです。

やる日程に色々悩みましたが、8月22日の新月を準備期に、翌23日からの仕事が忙しくてごはんを食べる時間がなさそうな3日間をファスティングに、26,27日の休みを準備の大変そうな回復期にあてました。ファスティング初日が2度目のリュープリン摂取日であることを少し不安に感じつつ。

つづく

開腹から腹腔鏡へ 〜2回目のリュープリン〜

今日は2回目のリュープリン投与のため病院に行ってまいりました。

初めての時はあんなにビクビクドキドキしていたのに、結果あんまり痛くない注射だったので、今回はかなり軽い足取りで病院に向かいました。

診察室に入ると、先生に「(筋腫)小さくなりましたか?」と問われたので、「そんな気がします!」とハキハキと答えました。

先月から週2ペースで琉球温熱という民間療法を受けていて(このことはまた今度書きます)、その施術をする方から「筋腫、小さくなったね〜!」と下腹を施術しながら言われたのです、10日ほど前に。そう言われると確かに前と全然違うのです。大きさだけでなく硬さも全然違う気がします。カチンコチンだったのが今や弾力性をもっている。。。

なので自信を持って先生に答えたのですが、一方で「リュープリンで生理が止まった(であろう)から生理前の盛大な下腹の出がなくなっただけで、筋腫自体の大きさはお変わりないのでは??」という疑いも持っていました。

先生が「じゃあちょっとお腹触らせてくださいね」と言って触診すると、「うん、小さくなってますね」と。疑いの雲が晴れてゆきます。

そして勇気を出して聞いてみました。「あの〜、大きさって、ちゃんとはいつ見るんですか?」と。「手術で全身麻酔した後ですね」との回答。

えっ?6月にこの病院かかってからまだ一度も内診もエコーもされてないけど、全身麻酔してからようやく診るの??それまでにもし筋腫がなくなってたらどうするのさ???

そんな私の疑問顔に気がついた先生は「見たいですか?いいですよ」と言ってくれました。で、この病院で初めてのエコー。

エコーの画面を見せてくれながら「この白いのが筋腫ですよー、測ってみましょうね。うん、10センチ…横は…11センチですね。すごく小さくなりましたね、随分楽になったでしょう。もう骨盤に収まってます。」とおっしゃる(2ヶ月前のMRIでは骨盤からはみ出てたらしい)。

6月19日のMRIで16センチと言われた筋腫が、2ヶ月で3分の2に!!!!ありがたやありがたや〜〜!!!!!

先生に恐る恐る「これだったら(開腹ではなく)腹腔鏡手術でいけますか?」と問うたら、笑顔で「まず、大丈夫ですよ」と言われ、それはそれは嬉しかったです。

憧れの腹腔鏡手術が目の前に!

最初に行った大病院で「開腹一択!!来週開腹手術!!!」と言われた時に諦めずにセカンドオピニオン行ってほんとに良かった、、、

しかし私の野望は筋腫をなくして手術を回避することなので、「このままどんどん小さくなるかもしれませんね」と先生に言ってみたら「うん、でも無くなることはないからね。(リュープリン)やめたら元に戻るからね。」と私の心中を察したかのように笑顔で釘を刺されました。

医学を越えたところまで持っていきたい今日この頃ですが、ひとまず術式が腹腔鏡手術になったことがとっても嬉しいのであります。感謝感謝!!!



サプリに頼ってみる【アミノ酸】

1回目のリュープリン投与から早1ヶ月と1週間。

2回目のリュープリン投与を4日後に控え、1日に何度かやってくる優しめのホットフラッシュを味わってます。通常の周期だともう排卵期を終えて下腹が異常に突き出してくる頃なのですが、まだ下腹は平和な状態。今月から生理止まるのかな(はい止まりました。9月6日追記)?

私の主治医は「リュープリンは6週間もつ」を唱えるお医者さんで、かつ、2回しか打たない派なので、通常の4週おき6回の投与に比べると体と財布への負担が少ないです。これで小さくなるとしたら万々歳ですよね。

とは言えリュープリンだけに頼るのもじれったく、筋腫の縮小を狙って2ヶ月程前から食生活をマクロビ寄りに変えました。しかし動物性タンパク質を極力避ける生活の中でここ最近パワー不足を感じ始めたので、栄養学に詳しい知り合いに相談してみたところ「アミノ酸をサプリでとればいいのよ」とのこと。

常識なのかもしれませんが、タンパク質って胃でアミノ酸に分解されてから体内に吸収されるんらしいですねー(知らんかった)。つまり、吸収しやすいアミノ酸サプリを摂ればタンパク質不足が補えるというカラクリです。

ちなみに、タンパク質をアミノ酸に分解するときに使われるのが消化酵素

酵素の使い道には「消化」と「代謝」があって、食べすぎたり消化に負担のかかるものを摂取してると、体内の酵素が消化ばっかりに費やされて、代謝に使う分がなくなっちゃうそうです。

代謝酵素は、その名の通り新陳代謝や有害物質の除去、自然治癒、免疫力アップ、細胞の修復やリセットを行なってくれるもの。消化ばっかりに酵素が使われていたらこれらが行われなくなってしまう、だから食べ過ぎっていけないんですね(他にもよくない理由いっぱいありそうですが)。子宮筋腫発覚まで四六時中お腹いっぱい状態にしていた過去の自分に教えに行きたいです…。

というわけで、数日前からアミノ酸サプリ服用中。初日からパワーが回復したような気がしました(効果テキメン過ぎてプラシーボ効果かもしれないと多少怪しんでます。すぐトライしてみる割にムダに懐疑的な私。)。タンパク質をあんまり摂取できてない不安からも解き放たれました(これが1番でかい)。

アミノ酸サプリはたくさん出ていると思いますが、私はその知り合いに教えてもらった「アミノソレイユ」というサプリを利用してます。ものがいいだけに高い(Amazonだと30包で8000円弱)けど、スタバにほぼ毎日行くのをやめたことを思えば同じくらいの出費かな…。

子宮筋腫見つかってから、栄養にやたら詳しくなってきた今日この頃。




リュープリン1回目から4週間

7月12日に1回目のリュープリンを投与して、4週間が経ちました。

お医者さんに「副作用が出るとしたら4週間後から」と言われていた、曰く付きの4週間後です。

リュープリンの副作用は、いわゆる更年期症状(ほてり、めまい、鬱など)がよく挙げられますが、な〜んか1週間くらい前から感じるんですよね、食事時のほてり。。。

最近健康に気を使った生活をしてるから代謝が良くなったのかな?と思ってたのですが、リュープリン副作用の可能性大と思い始めた今日この頃。ごはんを食べていると(特に昼ごはん)、シューっと暑くなってきます。ごはん時以外にもたま〜にシューっと暑くなってすぐ引いてゆきます。ま、これくらいの副作用で済むのなら全然構いませんがね。

あと最近活力が出ない。でもこれは肉や卵を極力避ける生活をしてるからかもしれないし、単に仕事で疲れてるだけかもしれないので副作用かどうかは謎。しかし元気が出ないと夏を乗り切れそうにないので、原因は分かりませんがお肉と卵はたまに許すことにしました。ということで昨日は1ヶ月半ぶりに豚肉を食べました。特に美味しいとも思わなかったけど。

先月の生理はフツーにやってきましたが、今月はどうなるのでしょう。腰が痛い今日この頃。